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この仕事が好き大阪の女性司法書士
代表司法書士
こんにちは、司法書士佐井惠子です。良い仕事をして、ご依頼者に満足いただき、それから何年たったとしても、困った時の相談先として思い浮かべていただけるよう、スタッフひとりひとりの力を活かし、チームワークを大切にして仕事に取り組みます。
私たちは、ご相談者の「かかりつけ医」ならぬ「ホームロイヤー」という存在となることを目指し、日々精進します。どうぞ、頼りにしてください。
父の後押しが大きかったです。「自立するために職を持て」と言われて育ちました。仕事に就きやすいと考えて、法学部を選びましたが、女子学生は1割程度で、結婚のタイミングで退社する「寿退社」という言葉がある社会で、4年制大卒女子の就職はとても難しい時代でした。
そこで、一生続けられる仕事をしようと思い、法律の勉強を活かして司法書士試験に挑戦しました。大学卒業の翌年に合格し、初めて実務に就きました。
司法書士という仕事を選んだのは、正義感は強いけれど、平和主義で争いごとは好まないという私の性格からでしょう。至って穏やかな人間です。今考えると、私のこの選択に間違いはありませんでした。もっとも、自分のことはともかく、ご依頼者が理不尽な目にあっていると、がぜん力が湧いてきて頑張れることは、自分自身の再発見となりました。
若い頃の職業経験から、夫の遺産を、恵まれない子供たちの支援のために寄付したいという老婦人の「想いを形にする仕事」は、各専門家とのチームで取り組んだ印象深い仕事になりました。
当時、法律ができたばかりの一般社団法人を設立し、それに資産を移して運用することになりました。ご依頼者自身が代表に就きましたが、何分高齢です。代表の健康状態にかかわらず、業務を継続できるよう、私と任意後見契約を結び、リスクを回避する一方で、法人の運営が円滑に行われるよう、契約内容にも配慮しました。
ご依頼者とは、毎月面談をしては四方山話を交え、年に一度の法人の総会を開催するサポートをして、8年間のお付き合いの後、代表は後継者に交代し、今も順調に寄付による支援を継続できています。
「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上」という後藤新平の言葉がありますが、人を育て残すための仕組み作りや運営に携わらせていただき、大変感謝しています。
お客様に対して意識的に行っていることはどのようなことですか?
専門職でなければ分からないリスクなど、ご依頼内容を超えるところまで注意をして、それを当たり前のように続けることを心がけています。それが、トラブルの予防になり、ご依頼いただいた方に対する一番のサービスであると考えるからです。
ご相談にあたっては、ご相談者の声なき声、本当の困りごとを聞き取ることを大切に、今までの経験や生活歴を総動員して傾聴します。これは、簡単そうで大変難しいことですが、それができて初めて、解決のための選択肢を提案することができると考えます。
この仕事をしていて良かったなと思うのはどのようなときですか?
何十年ぶりといったご依頼者や、そのご家族から、「その節は、お世話になりました。」などと仰っていただき、折々の相談事をいただくことは、本当にうれしいことです。
お客様に対して大切にしていることは何でしょうか?
それは、笑顔です。自分の体調や気分を良好に保てば、笑顔の準備完了です。